修学院ファーム今年初の収穫です。

修学院食育ファーム(仁木)本年度初収穫 越冬(ミニキャロット)にんじん
左から普通にんじんの橙、黄、紫、ダークパープル、白、そして一番右が実用再栽培(経営栽培)で国内唯一の東洋種(アジア型)である「金時にんじん」(京にんじん)です。
昨年7月に植えて(播種)去年越したもので、糖度が高いのが特徴です。
因みに江戸時代には赤、白、黄、紫、赤などの多彩なにんじんがあったそうです(ただし東洋種のみで:現在私たちが食べている西洋種は明治時代になってからです。
ところで一番左の普通にんじん(向陽2号西洋種)と金時にんじんの色違いがわかりますか。
普通のにんじんの橙色は「カロテン」という色素によるもので金時にんじんの「鮮紅色」は「リコペン」によるものでトマトと同じ色素です。
にんじんの原産地(栽培型)は「アフガニスタン北都」でいわゆる昔でいう「西域(さいいき)」です。
ちなみに中国語でにんじんは「胡蘿蔔(こらふ)」直訳すると胡=西域(ペルシャなど)から来た蘿蔔=だいこんとなります。
13世紀からはるばるペルシャの方からシルクロードを通って伝来したのでしょう。
ちなみに「胡」を使った文字は胡瓜、胡椒、胡麻などがあり、それぞれ西域から伝わったものでしょう。